笠山椿群生林
笠山は、藩政時代には萩城の北東、鬼門に当たるので、藩では笠山の樹木の伐採や鳥獣の捕獲を禁止していました。
そのため、全山原生林の様相を呈し、大木に覆われていましたが、明治になりその禁が解かれ、用材や薪炭用に伐採され、昔日の面影はなくなりました。
昭和40年代以降、萩市では雑木の伐採、道路整備などに力を注ぎ、現在みられるような椿群生林となっています。
萩市笠山・虎ヶ崎にある椿群生林は、約8,800年前雄噴火でできた「笠山」の裾野に広がっており、約10haの敷地に約60種、約25,000本のヤブツバキが自生し可憐な花を咲かせ、例年2月中旬~3月下旬頃に見頃を迎えます。
椿群生林は、平成14年8月1日に萩市指定天然記念物に指定されています。
椿まつりフォトコンテスト
笠山山頂ソメイヨシノ
桜の開花である3月下旬~4月上旬に、開花します。
ツワブキ
笠山の海岸周辺には、ツワブキが咲き誇っています。
1 0月1 0日頃からつぼみを開き始めたキク科の常緑多年草は、今が盛りで椿群生林の海岸周辺や園路沿いに黄色い花が見ごろを迎えています。
ツワブキは福島県と石川県以南から台湾までの海岸に分布し日本庭園など観賞用にも利用されています。
名前の由来は「艷のある葉っぱの蕗(ふき)」艶葉蕗(つやばぶき)や「厚い葉っぱの蕗」厚葉蕗(あつばぶき)などの説があります。
12月上旬まで楽しめますので散策してみてください。